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ブドウの仕立てについて

Cantina della Serraではワインに使用するブドウの仕立には2種類があります。

ぺルゴラ(棚仕立)

「ペルゴラ」という仕立には棚が用いられます。日本の生食用のブドウ産地に見られる仕立方法です。
棚を使用することで、風通りを良くするという効果を得られ、恵みの風によるメリットを最大限活かすことができるようになります。また、冷涼な気候でブドウが完熟しにくいという問題を解決するため、ブドウの葉が太陽にあたる面積を最大限大きくするための工夫でもあります。この仕立ての唯一のデメリットは機械による収穫ができないこと。つまり人の手によってしか収穫ができず、多大な労力を必要とします。しかしその分得られるブドウは高品質なもので、手間を惜しまずブドウを育てることで素晴らしい品質を実現させています。

スパリエーラ(垣根仕立)

ブドウの枝を下から上に伸ばし、その枝が平行に並んだ樹形で、世界のワイン用ブドウ産地で見られる代表的な仕立方法です。品質に直結する収量コントロールが容易で、高品質のブドウの生産が見込まれます。一般的にペルゴラよりも一粒一粒の糖度が上がりますが、この地域は冷涼な気候で日照時間が短いため、完熟せずに酸味の効いたブドウに仕上がります。

エルバルーチェ種の仕立てによる違い

左側がペルゴラ仕立で右側がスパリエーラ仕立て。ペルゴラ仕立の方が完熟しており、甘みが強い特徴があります。この二つをブレンドして、Cantina della Serraの白ワインは作られています。

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