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Cantina della Serraのご紹介

ヴィヴェローネ湖の近く、イブレアの氷堆積丘の南斜面に位置する歴史的ワイン醸造所であるCantina della Serraが創設されたのは1953年。現在では300のメンバーとともに、18の地域にまたがる180ヘクタールのワイン畑を耕し毎年、1300トンのぶどうを生産・加工しています。

現在Cantina della Serraには300のメンバーがおり、1,500トンのブドウを生産可能です(通常毎年1,300トンを生産・加工)。そのうち600トンが白ワインやスプマンテ用のエルバルーチェ、900トンが赤ワイン用のネッビオーロ、バルベーラ、フレイザ、クロアチーナ、ネレットなどです。

1,100,000リットルのワインを生産し、そのうち40%はDOCワインで、残りはテーブルワイン。180ヘクタールの土地の内、70ヘクタールはErbaluce DOCGなど白ワインやスプマンテ用のブドウで、残りはCanaveseなどの赤ワイン用のブドウが生産されています。このワイナリーのワインの生産可能量は2,995,000リットルほどです。

Cantina della Serraのワイン(ワイン一覧はこちら)

Cantina della Serraの歴史

ビジネスパーソンで政治家、そして社会学者。男はいつも大きな視野を持ち、その発想力で故郷カナヴェーゼの発展を支えました。

その男の名は アドリアーノ・オリヴェッティ。かの有名なイタリア、オリヴェッティ社創業者の長男です。
(※オリヴェッティ社は、イタリア・ピエモンテ州イヴレアでタイプライターの製造販売会社として創業され、フィアットとともにイタリアを代表する歴史的会社です。)

家族経営の会社を発展させると同時に、地域の活性は会社だけによっては支えることは出来ないと考え、農業の必要性を説いたのです。アドリアーノ・オリヴェッティは農業に精通しており、カナヴェーゼでは農業に従事している人が、家族が土地を棄て、都市へ移り住み、山村が過疎化していることに悩んでいるという状況を憂慮していました。

そして彼は人々が安心して暮らせる拠りどころが必要であると考えました。栽培面積が縮小を続け、家族経営で設備も古く、品質も安定感がないため、販売も低迷する“苦労ばかりのぶどう農家”を救うのはおそらく“協同組合”だ、と。

1952年ピベローネのブドウ農家に連絡を取ったことに端を発し、1953年5月10日、Cantina della Serraは地域の99のブドウ農家が集まりスタートしました。

1955年、製造所の建設で土地は10000キンタルほどブドウの収穫量が減ってしまいましたが、1956年には加入希望者が倍増し、経営陣は施設をもっと大きくしようと決心しました。1957年、加入農家は617、1961年にはピークを迎え1018もの農家が加入していました。その後、ゆっくりと減少し、現在は350あたりで推移しています。また収穫量は平均年間15000キンタルほどになります。

現在は何世紀にも続く伝統を守りながらも、ワイン醸造の進歩によりぶどうに含まれるフェノールの成分について研究を重ね、品質を安定させることが出来、また、新しい設備のおかげで購入した方々から高い評価をいただけるような本当のワインを製造できるようになっています。1967年、Cantina della SerraはErbaluceとCaluso PassitoのDOC認証を受け、そのほかの商品にもDOCの認証を増やしていきました。

1996年には赤ワインのCanavese Rosso, Nebbiolo, BarberaとRosatoもDOC認証をうけました。

今日、白ワインではErbaluce、赤ワインではCanavese RossoとNebbioloで国内のワイン市場で勝負できるレベルにまでなっています。

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