ポルチーニ茸とは・・・学術的分類について

Agaricalesハラタケ目- Boletaceaeイグチ科- Boletusヤマドリタケ属のキノコで、日本ではヤマドリタケと呼ばれています。

イタリア語では「フンギ・ポルチーニ(ポルチーニ茸)」と呼ばれていますが、フランスでの名称は「cèpe(セップ)」、ドイツ語での名称は「Steinpilz(シュタインピルツ)」と呼ばれています。

実は、一般的に「ポルチーニ茸」という名称は、いくつかの類似したキノコをまとめて呼んでいる名称です。イタリアでは、次のヤマドリタケ属の4種類のキノコを「ポルチーニ茸」として取り扱っています。

(Boletusとは、ヤマドリタケ属という意味です)

参考:ポルチーニ茸の名産地であるイタリアのエミリア・ロマーニャ州のボルゴターロ(Borgotaro)。この土地のポルチーニ茸はヨーロッパで唯一IGP(地理的保護商品)として指定されています。この指定対象の品種は上記4種が、その対象となっています。