はじめに

大きな白トリュフs2

トリュフは主にイタリアやフランスで珍重される食材です。日本国内でもトリュフ類は生育しているのですが、商業的には産出されていません。そのために、トリュフに関する詳しい解説は国外の書籍やウェブサイトに集中しています。現状では、トリュフについて日本語で紹介されている解説書は、ほとんど有りません。

そこで、このサイトでは外国語で書かれた、豊富なトリュフ解説書籍を各種参考にして、トリュフについて日本語で解説した解説ページにしました。私たちが独自に現地で撮影した写真も加えてあります。このページを読んで、トリュフへの興味を感じた方は、次のステップとして、ここに参考書籍として紹介した海外の書籍を購入してみてください。

これら書籍には、美しい写真や分かりやすいイラストが多数含まれています、眺めるだけで楽しめます。そしてそこに書かれている内容は、あなたのトリュフ知識をさらに深化させるに違いありません。

トリュフ類はイタリア、フランスだけでなく、ヒマラヤや中国雲南省、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカなどでも採集、もしくは栽培されています。しかし、香り高いことで珍重される白トリュフは栽培する事ができない上に、イタリアの一部の地域などでしか見つけることが出来ません。

私たちは、イタリアのトリュフ業者と長年の取引があり、白トリュフ、黒トリュフの両方を取り扱ってきました。このような経験があることから、日本語でトリュフ解説をご提供することが使命の一つであると感じ、この場をお借りしてトリュフ解説文を記したいと思います。ただし、イタリア、特にアルバ周辺でのトリュフ事情に偏ってしまうことをどうかご容赦ください。

今後、皆様からのご指摘や新たな知見などにより、少しずつコンテンツを加筆・変更してまいります。まずはトリュフの世界の扉をお開きください。

地中海フーズ株式会社 石田仁