白トリュフ(Tuber magnatum Pico)の特徴

アルバやアクアラーニャの白トリュフは基本的に球形ですが時に平べったかったり、こぶや空洞、突起がある不規則な形状であったりします。
外殻は滑らかでわずかに乳頭状。白っぽい黄色。ときに、赤茶の斑点があります。
基本体は、たくさんの細いしなやかな枝状の白い脈が縦横しています。色は乳白色からピンク、ヘーゼルナッツ色から茶色まで様々です。
大きなものはりんごサイズぐらいに成長します。まれに1キロ以上のものも見つかります。

白トリュフが最も熟すのは10月の半ばです。
白トリュフは野生でのみ育ち、これまでのところ栽培技術は存在しません。イタリアのいくつかの地域と同じようにクロアチア(1930年代以降イストリアでよく見つかっています)やルーマニア、ブルガリアでも見つけることが出来ます。

Tuber magnatum Picoはイタリアでは主に3つの地域で見つかっています。ピエモンテの丘、ポー谷、中央と南アペンニーニの地域です。
ピエモンテのトリュフ・・・特にランゲ、ロエロ、モンフェッラート地方、またトリノの東の丘で見つかるものは、誰もがすばらしいと認めるトリュフです。ここはイタリアで最も広いトリュフ産出の地域で、たくさんの白トリュフが見つかります。
Tuber magnatum Picoはロンバルディア、エミリアロマーニャ、トスカーナ、ウンブリアやマルケ、ラツィオ、アブルッツォ、モリーゼ、バジリカータでも見つかります。