人間がトリュフハンティングをするには、トリュフを掘り出す性質をもつ動物の助けがなければ、まず不可能です。とくに、白トリュフ(Tuber Magnatum)はかなりの深さ(場合によっては1メートル以上)に埋まっているのでことさら困難です。このことから人は、嗅覚の鋭い動物を飼い慣らしてトレーニングを行います。特に、トリュフを見つけたときに齧ったり、食べてしまったりしないで飼い主に運んでくるようにトレーニングを重ねてきました。
最初は豚が使われました。その後には西ヨーロッパでは犬が数世紀の間使われています。犬は早く動き、覚えも早くて従順なので、トリュフハンティングには最適なのです。
トリュフハンターと犬との相性は、トリュフ収集の最も重要な部分です。