昔のトリュフハンター”TRIFOLAO”(トリフォラオ)

アルバ周辺のトリフォラオは、かなり強い個性があると思われています。自分の犬をトリュフハンティングのために訓練したり、訓練された犬を買ってきて、たった一人でトリュフハンティングをします。

見つけたトリュフの収穫は人と分け合わないし、出かける際には行先も明かしません。他人にトリュフの収穫を見せることはまれで、その結果、他人の好奇心を刺激しません。自分と同じ場所にライバルが行くことがないように注意しています。ずる賢いので、意外な場所でとれたトリュフは小さなかけらでさえ秘密にします。出し抜かれたライバルのハンターは不毛な場所の探索に何時間もかけることになったりします。トリュフハンターは基本的に嫉妬深い気質で、ライバルの犬に毒を盛ることさえあるといわれます。
人前では物静かで、はしゃいだり癇癪を起こすようなこともありません。

トリュフハンティングのためには、自分専用の秘密カレンダーを持っています。直感的な勘で、毎年正確に木が生い茂る谷底を探索することができます。毎週土曜日には、アルバに向かい、収穫したトリュフを売りに行きます。その売買にかかる時間も、ものの数分もかからないということです。